乳腺・内分泌外科

診療内容

 我々、聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科は、乳がん、甲状腺がんなどの悪性疾患を中心に乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患を診療しています。大学病院および、ブレスト&イメージングセンター(新百合ヶ丘にある、がん拠点病院が開設する日本で初めての本格的な独立型のブレストセンター)における2017年の年間手術件数は原発性乳がんが約783例、乳房手術は全体で約939例と豊富な手術症例を誇っています。また、甲状腺・副甲状腺疾患も年間約22症例を行っています。 2012年より、乳腺・内分泌外科医を川崎市立多摩病院常勤医に据え、年間約100症例程度手術を行っております。当院においては乳がん検診をはじめ、乳がんの早期発見、早期治療を目指していきます。大学病院はもとより、ブレスト&イメージングセンターと主に連携を図り、乳腺外科・放射線科・腫瘍内科医・専門看護師などの専門医療スタッフにより患者さんを中心としたチーム医療を実施いたします。当院で行う手術においても、我々乳腺・内分泌外科スタッフが大学病院から出向し、大学病院における手術と同様の手術を行います。緊急時には、大学病院のバックアップを受けています。さらには早期の診療受け入れや退院後の逆紹介を通じて、地域医療施設との連携にも貢献して行きたいと考えております。

最近の話題

 国立がん研究センターの統計によると、女性のがん罹患率の第1位は乳がんで、近年11人に1人と増加傾向にあります。年齢別だと30歳から増加し始め、ピークが40歳〜50歳前半と働き盛りで乳がんになる確率が最も高いという特徴があります。しかし5年生存率は91%と他のがんに対して高く、早期発見、早期治療が非常に大切になります。ただし、日本の乳がん検診受診率は3-4割と諸外国と比べるとかなり低いのが現状です。当院においては、従来の2Dマンモグラフィ、超音波に加えて、3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)を導入し、乳がん検診を行なっており、早期発見を目指しています。乳がんの薬物治療でも、新たに様々な治療薬が開発され、治療の選択肢が広がっています。ホルモン感受性(エストロゲン・プロゲステロン受容体)、HER2(ハーツー)過剰発現、Ki-67(増殖能のマーカー)を病理学的に調べることでの大きく5つのタイプ(Luminal A, Luminal B/HER2陰性, LuminalB/HER2陽性, HER2陽性/non luminal, Triple negative)に分類し、個々に応じたオーダーメイド治療をすることが標準治療とされています。さらに分子標的治療薬も数多く開発され、ホルモン治療や化学療法と組み合わせて行うことで、より高い治療効果が得られるようになりました。

医療連携のご案内

 当院の乳腺・内分泌外科外来では、主に乳がん検診、検診異常を指摘された方の精密検査、経過観察を行い、地域医療施設よりの紹介状を積極的に受け入れ、連携をしています。更なる詳細な画像評価、病理学的評価が必要と判断された場合、聖マリアンナ医科大学連携施設であるブレスト&イメージングセンターに紹介し、精密検査施行します。当院の常勤医もブレスト&イメージングセンターで外来を行っており、基本的に一貫して同じ医師が診察、手術、治療を担当します。当院で行う手術も大学病院、ブレスト&イメージングセンターと連携して行い、緊急時には大学病院のバックアップを受けています。当院では乳がん検診の普及、乳がん早期発見、早期治療を目標とし、地域医療施設と連携し、地域に根付いた医療を目指します。

診療スタッフ

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