乳腺・内分泌外科

診療内容

 我々、聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科は、乳がん、甲状腺がんなどの悪性疾患を中心に乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患を診療しています。大学病院および、ブレスト&イメージングセンター (新百合ヶ丘にある、がん拠点病院が開設する日本で初めての本格的な独立型のブレストセンター)における2016年の年間手術件数は原発性乳がんが約808例、乳房手術は全体で約927例と豊富な手術症例を誇っています。また、甲状腺・副甲状腺疾患も年間約22症例を行っています。 2012年より、乳腺・内分泌外科医を川崎市立多摩病院常勤医に据え、年間約100症例程度手術を行っております。当院においては乳がん検診をはじめ、乳がんの早期発見、早期治療を目指していきます。大学病院はもとより、ブレスト&イメージングセンターと主に連携を図り、乳腺外科・放射線科・腫瘍内科医・専門看護師などの専門医療スタッフにより患者さんを中心としたチーム医療を実施いたします。当院で行う手術においても、我々乳腺・内分泌外科スタッフが大学病院から出向し、大学病院における手術と同様の手術を行います。緊急時には、大学病院のバックアップを受けています。さらには早期の診療受け入れや退院後の逆紹介を通じて、地域医療施設との連携にも貢献して行く所存です。

最近の話題

 日本では乳がんになる確率は12人に1人と増加傾向にあります。乳がんは性格により有効な治療法も異なることが提唱され、遺伝子検査でタイプを分類する考え方が示されました。しかし、一般臨床において、その診断方法は困難であるため、ホルモン感受性(エストロゲン・プロゲステロン受容体)、HER2(ハーツー)過剰発現、Ki-67(増殖能のマーカー)を病理学的に調べることでの大きく5つのタイプ(Luminal A, Luminal B/HER2陰性, LuminalB/HER2陽性, HER2陽性/non luminal, Triple negative)などに分類し、乳がんごとにオーダーメイドな治療をすることがほぼ一般化されています。全身治療はホルモン治療、化学療法、分子標的治療薬(ハーセプチン)のいずれか、もしくは組み合わせて行います。この分類の提唱により、より正確な治療選択、不必要な治療の省略、予後予測が可能となりました。

医療連携のご案内

 川崎市立多摩病院の乳腺外来では、主に乳がん検診、検診異常を指摘された方の精密検査、経過観察を行い、地域医療施設よりの紹介状を積極的に受け入れ、連携をしています。更なる詳細な画像評価、病理学的評価が必要と判断された場合、聖マリアンナ医科大学連携施設であるブレスト&イメージングセンターに紹介し、精密検査施行します。多摩病院常勤医もブレスト&イメージングセンターで外来を行っています。当院で行う手術も大学病院、ブレスト&イメージングセンターと連携して行い、緊急時には大学病院のバックアップを受けています。川崎市立多摩病院では乳がん検診の普及、乳がん早期発見を目標とし、地域医療施設と連携し、適確かつ正確な診断と早期治療を目指します。

診療スタッフ

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