腎臓・高血圧内科

診療内容

慢性腎臓病 (CKD)に該当する、あるいは疑われる患者さんがおられましたら、是非、当科の外来にご紹介いただければと存じます。心血管をはじめとする合併症の精査も含め、病状・病態を評価し、必要に応じてCKD教育入院等もご提案致します。その後、診療方針のご報告とともに、患者さんを逆紹介致します。また、腎代替療法のオプションを丁寧にご説明致し、患者さんご本人およびご家族と、医療従事者との間で、十分な意思の疎通を図った上で、診療の方向性を共有できるように努力してまいります。

2018年度診療実績

年間入院患者数 416例
透析導入患者数 血液透析 24例 腹膜透析 5例
維持透析患者数 血液透析 56例 腹膜透析 19例

更新日:2019/08/01

最近の話題

最近、国内の学会より2つのガイドラインが公開され注目されています。平成30年に日本腎臓学会より発表された「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018」と、平成31年4月に日本高血圧学会より発表された「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」です。いずれも良質なガイドラインとして、高い評価を受けております。ぜひ一度、お手に取ってご覧ください。

医療連携のご案内

早期の慢性腎臓病 (CKD, chronic kidney disease)から末期腎不全 (ESKD, end-stage kidney disease)への進行を阻止するためには、患者さんご本人の自覚に基づく生活習慣の改善が必要不可欠です。そのため当科では、患者さんへの情報提供と生活指導を主な目的とした、「CKD教育入院プログラム」をご用意しています。
 末期腎不全に進行してしまった患者さんには腎代替療法(血液透析・腹膜透析・腎移植)が必要になります。当科では、それぞれの治療法について患者さんとご家族にわかりやすくご説明した上で、どの方法を選択するかをご相談して決めて参ります。血液透析療法の場合、前もって1週間程度の入院で血管アクセスを造る手術を行い、その後適切な時期に再度入院していただき、透析を開始しています。退院後は原則として近隣の外来透析施設をご紹介し、週3回の外来維持血液透析を継続していただいております。腹膜透析療法は、末期腎不全患者様の腎機能を長持ちさせ、通院回数も月に1~2回で済むなど、複数の利点を有する代替療法で、当院の腹膜透析療法に熟練したスタッフが、数多くの患者さんに腹膜透析療法を提供しています。しかし、患者さんおよびご家族自身でのご自宅におけます自己管理が大変重要になってくるのも事実であり、また根治的な治療法のない重篤な合併症である「被嚢性腹膜硬化症」の発症を未然に防ぐために、腹膜透析を導入してから数年程度で、腹膜透析療法から血液透析療法に移行する必要があります。腎移植には、亡くなった方から腎臓の提供を受ける「献腎移植」と、親族の方から片方の腎臓をいただく「生体腎移植」があります。いずれも当院では行っておりませんが、腎移植医療において県下でも有数の実績を納めております聖マリアンナ医科大学病院の腎臓病センターとスムーズに連携が取れる体制を構築しています。また一方で、「透析の見合わせ」に関しても、患者さんご自身の価値観を元に、ご家族と多医療職種等を交え慎重な検討が必要である、重要な課題と考えております。

診療スタッフ

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