診療内容
整形外科は一般外来、救急災害医療センターにおける外傷の治療を主に行っています。手・脊椎においては、専門性の高い外来を行っています。外来担当一覧から紹介医を選択して下さい。骨折などの緊急の症例は、日中は地域連携室にご連絡いただければ担当医師が対応いたします。登録紹介医の場合は、できるだけ対応させていただきます。夜間は救急災害医療センターにご連絡下さい。整形外科の当直医が対応いたします。手術例をご紹介いただいた場合、術後は当科でも経過観察いたしますが、創処置・理学療法などのため、紹介医にお戻しいたします。救急災害医療センター受診患者の中には軽傷例も多く、逆紹介を推進していきます。
専門外来のご案内
手の外科
手の外科 外来へのご紹介は第1・3・5月曜午後です。
手外科専門医による診療を行っています。
脊椎外科
脊椎外科 外来へのご紹介は毎週水曜午前11時です。
手根管症候群
手関節掌側の手根管内で正中神経が圧迫され,母指から環指がしびれる疾患です.当科では関節鏡視により小さな皮切で手根管を開放しています.局所麻酔で行うので入院せずに行えます。
舟状骨骨折(新鮮例)
手の舟状骨骨折は骨癒合しにくい代表的な骨折で,従来は8から12週間のギプス固定が必要でした。当科では小切開で専用の小型螺子で固定し,術後約2週間で軽いリハビリテーションを開始しています。上肢のみの麻酔(上肢伝達麻酔)で行うので入院せずに行えます。
舟状骨偽関節
手の舟状骨骨折は,治療しても骨癒合が得られず偽関節になることがあります.当科では骨盤から骨移植を行い専用の小型螺子で固定しています.全身麻酔で行い,約1週間で退院できます.
骨の状態が悪い場合は,血行のある骨を移植する血管柄付き骨移植術を行っています. 当科では開院以来,新鮮例・偽関節併せて約100例の手術を行ってきましたが,治療成績は以前より向上しています.
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板より後方へ脱出した髄核が神経を圧迫して腰痛や下肢の痺れをきたす疾患です.内服,リハビリや神経ブロック麻酔で症状が改善しない場合は手術で髄核を摘出します.
脊柱管狭窄症
腰椎の変形や黄色靭帯の肥厚で神経が圧迫され,立位や歩行で下肢が痺れる疾患です.保存療法で症状が改善しない場合は肥厚した靭帯や骨を切除します.椎体の不安定性がある場合は同時に螺子とロッドによる固定術を施行し腰骨のズレによる痺れを改善させます.
腰椎すべり症
変形や靭帯の肥厚がわずかでも,椎体間の不安定性が著しい場合はやはり神経が圧迫されて腰痛や下肢の痺れをきたします.椎体間固定を行います.
平成29年度手術実績
脊椎 | 44 |
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上肢 | 64 |
外傷 | 566 |
スポーツ | 17 |
小児 | 33 |
腫瘍 | 22 |
その他 | 37 |
更新日:2018/10/01
最近の話題
・手根管症候群
局所麻酔で鏡視下手術を行っています。外来手術で可能ですので、是非ご紹介下さい。
・脊椎手術
脊椎の除圧術、instrumentation surgeryを行っています。
・膝関節外科
人工膝関節置換術,高位脛骨骨切り術,前十字靱帯再建術などの鏡視下手術をを再開いたしました。
医療連携のご案内
・膝関節外科専門医着任のため,膝関節の各種手術を再開いたしました。是非,ご紹介下さい。
診療スタッフ