神経内科

診療内容

神経内科は脳や脊髄、末梢神経から筋までを専門とする内科です。脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、パーキンソン病や脊髄小脳変性症などの変性疾患、多発性硬化症や重症筋無力症、ギラン・バレー症候群などの神経免疫疾患、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症などの認知症関連疾患、脳炎や髄膜炎などの神経感染症、頭痛やてんかんなどの機能性疾患、その他筋萎縮性側索硬化症や筋ジストロフィー、不随意運動など、緊急疾患から慢性疾患まで幅広い疾患を対象としています。また、意識障害や嚥下障害、ボツリヌス療法なども対象となります。当院では神経内科専門医のほか、脳卒中学会専門医、頭痛専門医、認知症専門医、老年医学専門医および総合内科専門医の資格を有するスタッフが常在しており、幅広くかつ専門性の高い診療を行っております。

平成29年度診療実績

脳血管障害 98人
パーキンソン病 22人
多系統萎縮症 5人
その他類縁疾患 12人
認知症関連疾患 12人
多発性硬化症・視神経脊髄炎 13人
重症筋無力症 9人
ギランバレー症候群・CIDP 17人
その他免疫介在性疾患 4人
ALS 7人
てんかん 15人
頭痛 11人
髄膜炎・脳炎 10人
内科疾患に伴う神経障害 25人
その他(BTXも含まれる) 61人

更新日:2018/10/01

医療連携のご案内

当院では核医学検査が行えません。そのため、必要があれば検査のために一度聖マリアンナ医科大学病院を受診して頂くことがございます。
人工呼吸が必要となる重症患者や当院での診断・治療困難な場合には、聖マリアンナ医科大学病院に搬送になる可能性があることをご了承ください。
不安定な精神疾患や重度な精神疾患を合併する神経疾患は、当院での入院対応は困難であることをご了承ください。

専門外来のご案内

ジストニア外来・心身医療外来

時間:
ジストニア外来(予約のみ) 月曜日 13時30分~
心身医療外来(予約のみ) 水曜日 13時30分~
※2018年11月より初診は火曜日11:30~4名の完全予約制で紹介状が必要になります。紹介状を記載頂いた医療機関より予約をお取りください。
担当:堀内正浩
扱っている疾患:眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頸、書痙、音楽家のジストニア、脳卒中後の痙縮、振戦、パーキンソニズム

2000年からボツリヌス毒素注射をしていて、本邦でも指折りの患者数を経験しています。
私見ですが、医者は料理人のようなものです。「誰よりも旨い料理を作りたい」と思わなければ、良い料理など作れません。また、「儲けよう」と思うと味が落ちるものです。
当然ですが、美味いか不味いかはお客様が決めることです。私は患者さん一人一人の状態に合わせて、オリジナルに調理させて頂いています。私の治療を「美味い(上手い)」と思ってくれた患者さんはリピートしてくださっているようです。
他病院で満足いかない患者さんは、是非当店の味を御賞味頂きたく思います。

【平成27年度診療実績】

神経ブロック
(眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頸又は下肢痙縮の治療目的でボツリヌス毒素を用いた場合)
延べ約1,000例

 

頭痛外来

時間:月曜日 14時~16時(初診・紹介可)
担当:櫻井謙三
扱っている疾患:片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、薬物乱用頭痛など頭痛全般
※高校生以上に限ります。
※外傷後の頭痛は扱っておりません。

頭痛で医療機関を受診したとき、「検査では異常がないから」「とりあえず痛み止めをのんで」と言われ、診断をはっきりと言われなかったことはありませんか?ずっと続く頭痛に対し、痛み止めをのみ続けてごまかしてはしていませんか?
頭痛には、くも膜下出血や脳腫瘍など命に直結する病気が原因となる二次性頭痛と、片頭痛や緊張型頭痛など命には直結しない一次性頭痛があります。二次性頭痛の診断・除外は多くの病院で行っている一方、頭痛の9割以上を占める一次性頭痛の診断・治療をしっかりと行う医療機関はそう多くはありません。
特に片頭痛は、発作時の治療はもちろん、予防薬や漢方薬を組み合わせることで発作頻度や程度を軽減させることができます。逆に、過度な鎮痛剤の使用は症状を悪化させることもあり、適切な診療が望ましい疾患です。
一次性頭痛の代表格である片頭痛は現在約800万人いるといわれていますが、医療機関を受診したことがある人はごく一部で、多くの方が市販薬を使ったり、時に仕事や学校を休んだりと、「ごまかしながら」生活を送っています。また、日本人の3人に1人は慢性頭痛を患っているともいわれており、その多くの方が頭痛専門外来を受診できず、仕事や学業、日常生活に支障をきたしています。
頭痛外来では、全ての頭痛を対象に診察しますが、特に片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛や慢性あるいは難治性頭痛を中心に診療しています。頭痛専門医による国際頭痛分類に準じた診断を行い、個人個人のライフスタイルにあった治療を提供いたします。そのためには、十分な診察時間が必要となるため、残念ながら多くの方を診察することができませんが、受診して頂いた方には満足して頂ける診療を提供できるよう心がけています。
受診当日の頭部MRI検査は基本的にはできませんので、急な頭痛や今までにない頭痛の場合は頭痛外来を待たず、まずは一般外来を受診することをおすすめします。

多発性硬化症外来

時間:土曜日(2,4週) 9時~10時30分
担当:櫻井謙三
扱っている疾患:多発性硬化症、視神経脊髄炎
※診断がついている方に限ります。

多発性硬化症(multiple sclerosis : MS)は、中枢神経系の炎症性脱髄性疾患であり、自己免疫的な機序が病態に関与していると考えられています。欧米と比較し日本人の有病率は低いですが、近年日本でも年々有病率は上昇してきています。根本的治療は現在のところありませんが、2018年現在5種類6製剤の疾患修飾薬にて再発予防が可能であり、それも可能な限り早期に、かつ個々のライフスタイルなどにあわせた適切な疾患修飾薬の選択が望ましいとされています。多発性硬化症は20-30歳代の「働き盛り」に多くみられる疾患です。そのため、20年後、30年後といった長期的なことも考えるとより専門性が高い治療が必要と考えます。「働き盛り」の方が継続的に通院しやすいよう、駅近である当院で土曜日に、神奈川県内で初の多発性硬化症専門外来を開設いたしました。
一方、視神経脊髄炎(neuromyelitis optica : NMO)は、重症の視神経炎と横断性脊髄炎を特徴とする中枢神経の炎症性疾患です。以前は多発性硬化症の一病型と考えられていましたが、抗アクアポリン4抗体の発見により多発性硬化症とは完全に独立した疾患となりました。さらには、抗アクアポリン4抗体陰性の視神経脊髄炎関連疾患(NMO spectrum disorders : NMOSD)など、年々病態が解明されつつある分野でもあります。多発性硬化症より高齢発症も重症度が高く、専門性の高い治療が必要と考えます。
尚、土曜日のMRI検査に関しては緊急検査のみで、現在予定検査を組むことができません。定期的な画像検査に関しましては、平日の検査をお願いすることになることをご了承ください。

嚥下機能評価(入院)

時間:月・水・木曜日 9~11時
※入院予約をとるため、一度受診が必要です。
担当:櫻井謙三、今井健、篠原健介

食事は人生における楽しみの一つですが、神経疾患や加齢などの結果、のみ込みの機能(嚥下機能)が低下し、十分に食事がとれなくなったり、肺炎を繰り返したりすることがあります。
嚥下機能障害といってもその理由は様々で、ごっくんとのみ込む反射が悪いこと、舌の動きが悪く食べ物をうまく送り込めないこと、かむ力がないこと、食事を認識すること自体ができなくなっていることなどがあります。また、その原因としては脳梗塞や認知症、その他神経疾患、消化器系疾患、加齢(老化)、薬剤性など多岐にわたります。
当科では、嚥下造影検査による嚥下機能評価のほか、言語聴覚士による評価、栄養状態の評価や嚥下障害の原因検索のため、頭部MRI検査や全身CT検査などを一連とした下記計画での検査入院を行っています。ご活用いただければ幸いです。
なお、治療を目的とした入院ではないため、入院期間は3日間(または2日)となります。

嚥下評価入院の流れ

    1. 神経内科外来受診(午前中):入院予約を組む
    2. 入院初日
      血液検査、胸部レントゲン、心電図、呼吸機能検査、胸腹部CT検査、言語聴覚士による評価、栄養評価
      入院2日目
      嚥下造影検査、頭部MRI検査(日にちによってはできないこともあります。)
    3. 入院3日目
      退院

患者用クリニカルパスについてはこちら

高齢者免許更新外来

時間:木曜日 14~15時(予約のみ、地域連携室にご連絡ください)
担当:櫻井謙三
対象:75歳以上の方で、自動車免許更新時、診断書提出を指示された方

近年の高齢者の自動車事故を受け、2017年より75歳以上のドライバーが自動車免許更新時あるいは違反行為を行った際、一定の基準を満たさない場合は医療機関を受診し、診断書提出が義務付けられています。本外来は、認知症専門医が対象者の認知機能評価を行い、診断書を作成する外来となります。基本的には以下の通り検査を行い、診断書を作成します。結果報告時にはご本人のみではなく、ご家族の同席もお願いしています。

  1. 初診時
    認知機能検査(スクリーニング検査)
    →必要に応じて、詳細な評価を目的に言語療法士による検査を行います(別途受診必要)
    頭部CT検査
  2. 翌週木曜日
    結果報告、診断書作成

 

診療スタッフ

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