消化器・肝臓内科

診療内容

 消化器・肝臓内科では消化器病全般の急性期疾患を中心とした診療を展開しております。

慢性肝炎:
近年、B型肝炎、C型肝炎ともに経口剤での治療が可能となっています。特にC型肝炎においては従来のインターフェロン治療などが導入困難であった患者さんでも治癒が期待できます。一方で、わずかながらですが重篤な副作用も存在することから、肝臓専門医による治療介入が強く推奨されています。当院では病院長も含め4名の肝臓専門医が常勤で対応しております。肝酵素異常の有無にかかわらず、ウイルスマーカーが陽性の患者さんがおられましたら、ご紹介頂ければ幸いです。

肝細胞がん・肝硬変:
当院では進行した肝疾患においても幅広く対応しております。肝細胞がんに対してラジオ波焼灼術や肝動脈化学塞栓術を行っており、また経口抗がん剤治療も積極的に導入しております。肝硬変においては合併症である肝性脳症や肝性腹水の治療の際に栄養サポートを介入させ対応しております。管理にお困りの患者さんがおられましたらご紹介下さい。

早期胃がんや大腸腺腫に対する内視鏡的診断および治療:
内視鏡診断ではNBI拡大内視鏡の使用により腫瘍性病変に対する診断能力が大幅に向上しました。当院では豊富な治療経験を有する専門医により、上部および下部消化管の腫瘍性病変に対する内視鏡的粘膜切除術および内視鏡的粘膜下層剥離術を積極的に導入し、低侵襲かつ精密な治療を行っております。

進行がんに対する治療:
外科手術が困難な進行がんにおいては腫瘍内科医と連携し、積極的に化学療法を導入しています。すべての担当医が緩和ケア講習を受講し、進行がんにともなう症状緩和を目指す治療にも対応できます。お困りの患者さんがおられましたらご紹介頂ければ幸いです。

胆膵疾患に対する内視鏡的診断および治療:
近年、内視鏡的逆行性膵胆管造影や超音波内視鏡を用いた本領域の診断および治療は飛躍的に進歩しており、特に従来では診断が困難であった悪性腫瘍の早期段階での診断能力が向上しています。当院では胆膵系の良性疾患に対する内視鏡的治療のみならず、超音波内視鏡や胆道鏡を駆使した腫瘍性病変に対する診断を積極的に行っております。また外科手術が困難な進行がんの患者さんにおける機能温存のための内視鏡下もしくは経皮的なステント留置やドレナージも施行しております。
 当科は、川崎市北部の消化器領域の急性期医療と患者さんのニーズにあった高度な医療を提供することを目的に努力を続けています。どうぞよろしくお願いいたします。
 

診療実績

  平成26年度 平成27年度  平成28年度 
内視鏡検査総数 7,023 7,157 7,065
上部内視鏡 3,839 4,270 4,289
下部内視鏡 2,842 2,834 2,726
上下部ESD 96 85 91
ERCP 246 242 277
経動脈的治療(TACE) 49 74 74

最近の話題

 消化管領域では、慢性胃炎に対するヘリコバクタ-ピロリの除菌療法がおこなわれるようになり、将来の胃癌発生の抑制やNSAIDや抗凝固薬内服患者における消化管潰瘍の予防効果も期待されています。内視鏡診断ではNBI拡大内視鏡の使用により腫瘍性病変に対する診断能力が大幅に向上しました。肝臓領域ではC型慢性肝炎に対するインターフェロンを必要としない経口剤のみの治療が可能となり、従来では年齢や合併疾患などの理由から治療が困難であった方々へのウイルス排除の可能性が広がりました。B型慢性肝炎では、週1回のペグインターフェロンの1年間投与が可能となり、B型肝炎ウイルスを排除する可能性も報告され、その治療効果が期待されています。是非、C型・B型肝炎ウィルス陽性者がいらっしゃいましたら、治療適応の有無を含め一度ご紹介ください。胆膵領域では、従来では診断が困難であった悪性腫瘍において内視鏡的逆行性膵胆管造影や超音波内視鏡を駆使することで早期の段階での診断能力が向上しています。

医療連携のご案内

 いつも患者さんをご紹介して頂きありがとうございます。当科では可能な限り登録紹介医の先生方からの患者さんの受け入れに努力していく所存であります。現在、当科は8名体制、院長を入れると9名の体制でより先生方のご依頼に応えられるよう体制を整えております。しかし、限られたスタッフのため、時間外、夜間の止血処置を必要とする吐下血の対応が困難な場合があります。この点に関しては聖マリアンナ医科大学を中心とした近隣の施設と一層の協力を計り対応していきたいと考えています。何卒ご理解のほどお願いいたします。

診療スタッフ

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